盛況で終わり、また多方面からお褒めの声を沢山頂戴致しました。嬉しいですね!
今回のLIVEはドラマーのチェンジや事前のリハ時程、決まったのが早期だったことからのモチベーションの維持をはじめとして、今までとは異なった環境状況下でのステージだったため、俺個人は相当にナーヴァスになっとりました。イメージをつくりあげては壊し、また考え築き上げてリハーサルにもっていき、音出してまた壊し、また築き上げて…の繰り返し…今回は準備期間が長かっただけに、逆にタフでしたね。
よく「ステージを楽しんできてください」という声援を贈られるんですが、俺にとってのLIVEは「闘いの場」「戦場(いくさば)」でもあるわけです。いつぞやの日記でも書きましたが…
ステージに上がってる俺はね、どのLIVEも、やるかやられるかの真剣勝負の場…したがって自身が演るLIVEでは、楽しむ余裕もゆるみもありません。少しの油断や気の緩みや調子ノリは、俺にとっては死=失敗を意味します。
その時傾け得る力や情熱をぶつけないと、その場のオーディエンスには決して伝わらないという信念があるから。これはレコーディングした作品にも言えるのですが、ただ単に「楽しかったね」だけで終わる内容には、いち個人として決してしたくない。
誤解を恐れず言えば「楽しまない姿勢でステージをつとめあげる」というスタンスで、これまでやってきています。これは今後も不変の部分でしょう。その「闘い」の様子をご覧になられて、楽しんでいただけたり、心の中に残ったり響いたりしたなら、これほど幸せなことはありません。
勿論LIVEが「楽しくない」というのとは違います。そんな一触即発な「苦しい」状況からこそ、ステージで時折、瞬間感じる"FUN"や"PREASURE"(日本語で言えば「これだ」って感じかな)が、たまらないわけです。そこに醍醐味を感じるからこそ、そしてそれを時系列で共有していただけるオーディエンスがそこに居られる、待っておられるからこそ、そんな戦場に気力振り絞って立ち向かっていける…
そんなわけで。
今回のステージは、今まで以上に「闘い」の場を「生き抜いて」つとめあげた感じですね。それを象徴するような素晴らしいショットをご紹介しましょう。
これは「迷走」でのワンシーンなんだけど、これ、今回のLIVEに賭したすがたが投影されてるカットだね!
楽曲や構成の話題にも少し触れると、今回のドラマーチェンジにより、リズムパターン、さらにはアレンジ自体も大きく変わった楽曲もありました。当然ながら、今までやってきた楽曲たちも、リズムセクションの2名が2名だけに(笑)、今まで以上にRockな彩りとなったのではないでしょうか。これまでのルーツで馴染んできたGrooveやフレイズが吉川氏のプレイには多くあったため、非常にいい感じでコンビネーションとっていくことができたのも良かったですね。
今回は全曲で5弦を起用したため、特にバラードなどでは「ここぞ」という場面でズドンと爪弾いた低域の音程がバンドサウンドの底辺を拡げて、よりドラマティックになったのではと思います。
さて。
こうして今年初LIVEを終えたわけですが。
個人的な話になりますが、今年の今後は地元&地元バンドでの活動に集中する感じとなると思われます。おそらくこの旅程規模の遠征LIVEへの参加は、今年はこれが最初で最後となるでしょう。
それだけに尚の事、大事に勤めあげさせていただきました。
この日を見届けてくださった皆様、メンバーの皆、KIDSマスター、本当にありがとうございました。
また、日本のどこかで!