Shine On You Crazy Diamond
好きなドラマーは数多くいますが、やはりこの人のプレイを最もよく聴き込んでたこともあって、やはり今でもここ日本で最も好きなGrooveを紡いでくれるのは、俺にとっては、山田わたるさんですね。
FENCE OF DEFENSEのメンバーとして、サポートではTM NETWORKや織田哲郎などで著名ですが、この人の叩き出す8BeatのGrooveってのが俺、本当に好きで。既に俺の中に染み付いているといっても過言じゃないですね。ソロ楽曲での打ち込みとか、実際にV-Drums叩いてた時期はそのプレイとかに、モロ反映されてますからねぇ。
レフティというのも影響してるんでしょうが、プレイのコツとかも含め、他にはない特徴や個性をそのテイクからは感じます。音盤に限らず…俺自身、FODで5度、織田哲郎で1度、山田さんのプレイを実際にLIVEで耳にしてるんですが、ホントLIVEにあってもタイトで躍動感あって、でも決して軽々しくならんドラムワークは、どのLIVEにおいても素晴らしかったっすね。中でも08年に観た織田哲郎LIVEでのサポートワークの印象が、今でも強烈に五感に焼き付いているんだ。
この時、2曲目に、音盤でも山田さんが叩いてる「ルーシー・マイ・ラブ」をやったんだけど、そこで聴けた2008年の山田さんが紡ぎ出すドラムがね、音盤にふきこまれた1984年の山田さんのプレイそのものの若々しさや歌い方が、24年の時を経てるにもかかわらず、ほぼそのままドーンと再現されててさ。フィルインの入れ方やフレイズとかも音盤のまま。まさにタイムスリップの趣。これには驚きましたねぇ。めちゃくちゃ大歓喜だったんが、今でも思い出されます。
そんな山田さんは、バックグラウンドにプログレッシブロックを持っている人でもあるんですが、そのフィールドにスポットを当てての活動もされています。TARUZというユニットにて。
そのTARUZがですね、PINK FLOYDのこの名曲をカヴァーしまして、先日iTunesにてリリース!
その名曲とは…
"Shine On You Crazy Diamond"
久々にリリース当日が待ち遠しい音盤だったよ。
正直なところ俺のルーツにプログレはあまりないんですが、そんな中にあってPINK FLOYDは割とよく聴いてた方。そんな彼らの楽曲の中で俺が最も好きなのが、この曲なのよ。
部屋真っ暗にして、あかりはMacのバックライトのみ、外は夜。そんなシチュエーションで酒飲みながら「浸る」にはこの曲ほどうってつけな曲もありますまい。TARUZカヴァーの"Shine On You Crazy Diamond"も雰囲気満点ですな〜
俺のblog読んでくれてる方でPINK FLOYD好きな方っておられるかどうかわからんけど、貴方の好きなフロイドの楽曲、あったらまた教えてね
この曲はね、とにかくギターが美しい。アルペジオひとつひとつがダイヤに煌めく光彩をあらわしているような妖艶さそして枯れ具合…それがまたたまんねーんだよな。そして言うまでもなく、曲全体の構成も固唾を呑むほどに美しい。HM/HRとはまた異なった「様式美」がここには存在してますよね。
そして、俺の中からプログレの話がでるのも珍しい(爆)
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