昨年12月から留守にしていたFGが、リペア完了して戻ってきました!
-SPEC-
製造年:1978(推定)
販売時価格:25000円
胴型:Dred
TOP:エゾ松
Side & Back:バリサンドル
-Mod.箇所-
ピックアップマウント
ペグ交換(Gotohに)
弦高調整(12F 2.5mmに)
ナット&サドル交換(牛骨に)
弦高調整に伴うブリッジ削り
ストラップロック取付
入手年月:2010年12月 ヤフオクにて
Mod.年月:2019年1月 ギターワークスにて
…
そんなこんなで大々的なリペア、そしてそのついでにいくつか手を加えて、自分仕様に仕上げてもらいました!
ここら辺が最も手をかけた部分になるんかな。
まず元々の弦高が12F近辺で4.2mmという高さだったため、鳴りの良さと引き換えにとにかく運指がキツく弾きにくいという難点がこのFGにはありまして、まずは弦高をね、標準的な2.5mm以下に落としてもらうことが、最優先の事項だったんです。
が!
このFGの元々のつくりというのもあってなのか、この辺りまで落とすには、ブリッジベースを削らないといけないことが、リペアに出して判明!
勿論GOサインを出しましたが、ブリッジベースを削るということは、イコール塗装も削れるということであり、ブリッジベース再塗装という工程がここに加わる…それはつまり…コストUP!ということで…
この弦高下げをしたことにより、リペア代金が一気に跳ね上がりました 泣
ナットとサドルは元々から牛骨に刷新していただくことに決めていました。刷新されて実に良い感じ。そして今回のリペアでサウンド面において大きく変わる要素となったのがブリッジピン交換です。オリジナルパーツの樹脂製ピンがかなり劣化してきていたため刷新することに決めていたんですが、そのピンの素材をどれにするか…と一考して…
ブラスのピンを選んでみた!
これを選んだのは単に耐久性があるから、という理由だったんですが、ブラス製のピンにかえたことにより、ブライトさが随分増していて、これには驚きましたね!
パーツひとつでがらりとサウンドの彩も変わってくるんだね〜
ペグは以前ここでも書いたとおり、DIYにてGOTOHのものに刷新済。今回ナットもオリジナルパーツから牛骨に刷新。
今回のリペアにあわせて、ピックアップをインストールしました!ちょっとした演奏する機会がもしあったらエレアコ的に使えて便利だったり、レコーディング等でチューナーに常時接続しておいたり生音とLINE出力のを別々に録ってMIX時にサウンドつくったりできる可能性があった方が良いよなぁ、という判断から、シンプルに、パッシブPiezoの代表的PUでもある、FISHMAN AGを採用しました。
これも、人前で演奏する機会があった時のことを想定して…
俺はこれまでアコースティックギター、この位置にストラップピンを打っているモノばかりを弾いてきたので、ポジション的にも一番馴染んでいるんです。が、この位置はちょっとしたズレやストラップホール側の劣化等により、結構「抜け落ちやすい」箇所でもあったりします。そこで、手持ちのジムダンロップストラップロックを打ちました。これもDIYにて事前にやったんだけど、バインディングを割るんじゃねぇか、的な心配いっぱいでね…戦々恐々で穴をあけたことを思い出します 汗
…
リペアに伴い全体のセットアップもしていただいて戻ってきた、入手から9年目に突入したこのFG。とにかく弾きやすくなってました!
弾きやすい上に、今まで同様良く鳴るなぁ!
というのが、真っ先に感じたことでした。
正直なところ、パーツ代含めMODにかかった金額的には、新品のTAKAMINEやK.YAIRIなども十分視野に入れられる額が今回、かかっています。なので買い換えも考えないこともなかったんですが、このFG自体にもうほとんど下取額がつかないだろうという点、そして何より、このblogで以前触れたように、このFGは「音楽から離れていた時期に出会い、そしてその出会いが契機となって再び音楽をやるようになった」という「私的な思い入れ」も強くあったギターなので、今回延命してまだまだ弾き続けていこう、と決めた次第なんです。
メインで起用するアコースティックはK.YAIRI RAY601に変わりはしましたが、このFGもまだまだ現役で使っていきます…
けどそのためには、せめてハードケースぐらいはしっかりしたものに刷新しておきたいものだね。オリジナルのはペラペラなんで、車での移動でさえ正直ドキドキものなんですよ 苦笑