以前の日記でも綴ったけど…
ヤフオクに出てたYAMAHA RGZ-1M(アームなし)を競り落とせる、という目論み確信が高かったため、見切り発車で取り寄せたのが、これに対応している、アームバー。
YAMAHAは既にこの、フロイドローズタイプのユニット、Rockin' Magic Proシリーズからは手を引いており=製造中止=パーツもこのアーム、しかも極僅かしか在庫なし、という状況。
フロイドローズのユニットの多くは、アームバーをネジ山でねじ込んでセットする形態かと思いますが、このYAMAHAのは、アームバーの根元に凹みラインが掘ってあり、差し込み押し込むことで「カチッ」とはまる、プッシュ形態。
いずれにせよオリジナルの機構ゆえ、他のフロイドとかのアームでの代用が不可能です。したがってこの、アームバー在庫が無くなったら…ぢ・えんど。ついでにいうならユニットが壊れても、(ユニットに関しては)在庫ないから、ぢ・えんど。そうなっちまったらジャンクギターから引っ張ってくるしか生かせる術なし。
そうなりゃ市販されてるフロイドブリッジに乗せ変えれば、と思われるでしょうが、このYAMAHAのRM PROは特殊な寸法取りをしている模様で、乗せかえとなると大仕事になるらしいんです。ザグリとか諸々で。
ブランドオリジナルのユニットの最大の弱点ですよね。YAMAHAはオリジナルの機構やサイズに長い事拘っとりました。たとえばベースのPUにしても、リプレイスメントにザグリや穴埋めを要するようなサイズを持った、オリジナルPUを採用してたり、とかで…
YAMAHAベース、過去にBX、RBX、LB、BB(ネイザン・イーストモデル)と所持してきてますが、そのどれもが寸法が難が有り…特にRBX850Rは音的に好かんかったため、ソッコー別のPUにのせかえたいと思ったんだが…サイズ上の問題でそれもままならず…
RBXにしろLBにしろBXにしろ、ルックス的にはものすごくクールなヤツらだった。けどPUを乗せ変えられない(乗せ変えさせない?)YAMAHAのオリジナルパーツに泣かされて…ハイ、泣く泣く手放しちゃったお。BBだけは吊るしのままでノー問題のクォリティだったですが、それでもこの、自由がきかない設計思想は好きになれんですねぇ…
だって。
このRM PROみたいに、製造中止撤退となったら、その後の面倒どうするのよ?
ぶっちゃけ言って、無責任だろ。
RGZ以外にもPacificaとか、アーティストモデルのKK-1(北島健二モデル)、HR-Custom(山本恭司モデル)、IN-2(野呂一生モデル)、SG高中正義モデルなどにも採用されとるRM-PROシリーズ。これがまた、品質的にも非常に良いギターに採用されとるわけですよ。
ぶっ壊れたらどーするよ、って話です。
素晴らしいギターなのに、それだけが原因でお役御免よポイなんて、悲惨もえぇとこじゃないっすか。
メイカーさんはこの辺のアフターのことも見据えて、例えばパーツにしてもリプレイス可能なようにサイズ取りをしたりとか、してほしいもんですよね。昔のVHS vs ベータ戦争(ビデオ)を彷彿とさせよりますねっ
…長い前置きになりましたが。
随分前には届いていたその、在庫極僅かのRM-Pro用のアームバーを今日、やっと受取りに行ってきたよ。
落札狙ってたRGZ-1Mのパーツは黒色だったんですが、上記の理由から既に黒色アームバーは在庫が無く、在庫有ったのがこの金色ののみ。
俺の読みがしっかりしとれば、RGZも落札できてこれを付けて…だったんでしょうが…
頼みのギターは落札できず。
アームだけ手元にあってもどーしようもなー
まさに、夢破れた跡って感じだね。
現在入札しとるギターもRM-PROが搭載されとるんですが、こちらの商品はアームバーがついとります。
つまり。
それが落札できたら、このアームバー、用なしという事態に
ちなみに定価2800円。
ヤフオクに出すべきか、次の出会いに備えてとっておくべきか、ちょっとばかり思案中
ホント、YAMAHAは罪な事をしてくれたもんです。