2011年01月14日

Rockin' Magic Pro

既にアタマの中ではアレンジの最終完成形をみてる楽曲に「これからは、ずっと」というのがあります。

心が枯渇してしまったことで詞がホント綴れなくなってしまった哀れな老いぼれ俺ちゃんが、苦悶苦闘の末描きあげた詞を有す楽曲。弾き語りでは既にかたまりつつあるこの曲を、今年は何としてでもカタチにしてのこしたい。そう考えてます。

この曲の中間部分、ギターソロがあるんですが、このギターソロの最高音がF#。

ギターやっとられる方ならピンとくるかと思いますが、24Fチョーキングで出す音です。

ところが。
俺のココロの状態が音楽を楽器を拒絶した2010年…

手持ちのギターをすべて手放しちまった。
長年俺と歩んできた、Fender C/S Jimi Hendrixストラトも、年末に手放し、エレキは手元に一本もない状態。

個人的に、これ以上のストラトと出会うことは今後ないであろうとまで思うほど素晴らしい鳴りだったFenderを手放したのには、先述の音楽拒絶症もですが、もうひとつ大きな理由がありました。

それが、この曲。

そう、Fenderは21フレットまでしかないのです。

「これからは、ずっと」のソロは、これ以上ないであろう白眉のソロをデモの段階で紡いでいます。そのソロのハイライトにこの、24フレットチョーキングが絡んどるんです。したがってこれをフレット数で妥協してかえることはしたくない。

ここまで書けばお察しできるかと思いますが、24フレット有すギターを求めて、Fenderを手放したというのも背景にはあるんです。

手放してから、いろいろと検討しました。
24フレットで、トレモロ有りで、最低でもリアにハムバッカー(コイルタップ有)積んどるギター…

この曲のブルージーさも考えればPRSのCE24辺りが、最も理想に適っとるでしょうね。あとはオールマイティに使えるシェクターとか…

が。
中古市場に目を向ければ、実は密かにコストパフォーマンス高いブランドがあるんです。

それは…YAMAHA。
ただし最近のじゃありません。ギター&ベースに力を注いでた、80年代〜90年代前半までの、YAMAHAのエレキ。この当時のYAMAHAは量産モデルにあっても非常に良いつくりにも関わらず、中古市場では実に美味しい価格に下落しとるわけ。ただし、アームが欠品しとるギターが多いのも、YAMAHA。

YAMAHAのフロイドローズタイプのトレモロユニットは、先述のギター市場縮小も影響して、既に製造されてないため、このアームなしYAMAHAを購入するのは、やや冒険だったりします。というのは、このトレモロユニット、YAMAHAが独自に開発したもののため、他社製のアームでの代替がきかないのです。FenderやシャーラーFRTとかみたいなメジャーなブランドのパーツとの決定的&致命的な違いですよね。

Rockin' Magic ProシリーズとなるYAMAHAのトレモロは、アームアップ量をスクリュー回すだけで調整できたり、そして何よりポールエンドを切らずに弦を張り替えられるという利点があり、個人的には大好きでした。特に弦交換がストラト感覚でできるのが何よりGoodで…俺、過去に、ポールエンドも切らなアカン・レンチで両端シメなアカン、フロイドローズの弦交換の煩わしさに辟易して、エレキ挫折した過去があるから(爆)

そんな秀逸なトレモロを持っとったYAMAHA…しかし製造ヤメ…あまりに勿体ない…

アームを必要とするなら、アームなしのYAMAHAは、アーム入手できなければトレモロ自体を取っ替えるしか術がない。

そこで話題を「これからは、ずっと」に戻すわけですが(前振り長ぇよ)、この曲で必要な、24フレット有すギターをヤフオクのYAMAHAカテゴリで根気よく探してたら、ある日、一件、高校生時分よりずっと欲しかった、それこそ「憧れ」のギターが出品されとるのが目に入ったわけよ。どのギターかは落札できたら教えるよ。

が、ご多分に漏れず、このギターもアーム欠品。
が、過去に一度、落札し損ねた苦い思い出がある同機種、今回は何としてでも落札したい!

そこで…
思い切って、YAMAHAに問い合せてみました。アームはパーツでまだ入手可能か、と。

いやー問い合わせてみるもんだわ。在庫僅かながらもまだ品番が生きていた!

ソッコーで地元のヤマハ特約店に発注してきました。

さぁこれであとはその、憧れだったあのギターを、可能な限り安価で落札できれば言うことなしなんですが…(汗)

ギターもし落札できたら、メンテにも長けてる相方に、練習場にて爆音で弾いてもらって調整お願いできたらと思うけど、いいかな?


さぁ音楽回帰への第一歩が始まった。
その第一歩がヤフオクってのもどうかちゅー話ですががーん


同じカテゴリー(音楽人の徒然)の記事
竹内哲也LIVE 2019〜秋
竹内哲也LIVE 2019〜秋(2019-09-23 23:54)


この記事へのコメント
Rockin' Magic Pro いやーなつかしいですなぁ。
昔、山本恭司モデルのCMやってたん知ってる?深夜帯やったけど。
ちょうどその時代は、深夜にMTVをやってて(因みにVJはマイケル富岡とセーラ・ロウエルというお姉さん)提供がYAMAHAやったんですねぇ。
エレキギターのCMでっせ!!考えられへん。バックに流れてた曲は、Vow Wowの「Shot In The Dark」。シビレました。
Posted by メタルバカ一代 at 2011年01月14日 11:15
メタルバカ一代さんへ
RM Proは俺の命の恩人です。
これに巡り会わんかったら、俺は一生エレキを弾くことなかったでしょう…メタルさんはそのこころ、ご存知ですよね(謎)

昔のYAMAHAはEGにもEBにも力を入れてましたよね。EGだとRGX、SG、、MG、Pacificaなど…EBだとBBとか、国内外で幅広い支持集めてたギターが目白押しでした。中にはそれこそ山本恭司モデルHR-1や北島健二モデルKK-1のような、他ブランドには真似できないであろう唯一無二の秀作もありました。

実はこの、RM Proのアームを探すにあたって、YAMAHAのOfficialを何年ぶりかで覗いてみたんですが、そんな過去を知っとるだけに、近年のYAMAHAのありえんぐらいの縮小衰退ぶりに、結構ガッカリきましたねぇ…

今狙ってるあのギター、落札できたらここでもPick Upしたいと思ってます。
Posted by Kei-T at 2011年01月14日 16:53
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。