Writer's Bar～Kei Terao Official Blog

毎年誕生日には、いろんなことを強く思います。この一年をどう生きよう、どう過ごそう…目標やら願望やら何やらかやら、元日と誕生日には顔も背筋も引き締まる感じがありませんか？

たとえその一日だけだとしても、その日だけはいい顔をしてる。

俺は大晦日〜元日の「ゆく年くる年」を観るのが大好きなんですが、そこにはそんな想い新たにしている人々の姿表情をみるのが心地よい、っていうのもあるんですよね。

そんなわけで。
本日ひとつ年を重ねました。

本来ならめでたいことなのでしょう。
本来なら「おめでとう」ということばに対して「ありがとう」と返すところでしょう。

が。
これまでいくつもあった誕生日の中で、今年は真にクソ同然な一日でした。失業者の俺にとっては、年を重ねるということはそれだけ社会復帰再就労先が狭まるということでもあるわけで、誕生日自体全然めでたいとは思わんのですが、そこに輪をかけて、今日は何から何までうまく機能せず。おまけに同居してる家族からは一言も誕生日にふれられることもなく…

「ワシ、この世におらんでえぇかもしれん」
ずっと脳裏を駆け巡る、俺という人間の存在意義・存在価値…

これまでは音楽がうまく機能しとったから、まだ救われる先があった。が、昨夏以来、ワシは音楽にも居場所なしの才能なしの必要なし。

どこにも自身の居場所ない中で迎える誕生日は、本当につらいものがありますね。これほどまでに気持ちが鬱に傾いた誕生日というのは、過去に例がないですね。

誕生日なんてなけりゃこんな悲哀を感じなくて済むのに…そう思わずにはおれんでした。

この世に産まれてきたことを、初めて心の底から憎んだ一日だったのでありました。

ただ。
ものは考えよう。

この誕生日を契機に、生まれ変わろう・生まれ変われる好機ととらえて明日からを生きていけば、少しは未来も拓けてくるはず。

誰からも期待されとらん人間なんで、せめて俺ぐらいは情けで俺自身に期待をよせてやって、明日からも変わらぬくそまんばいな日々を、中指突き立てながら蹴散らして歩んでいきたいね。

俺が俺であるためには
37までの昨日にSay Good-Bye
38になった今日のことはForget
そして明日からの未来にSay Hello

その過程では
いろんなつらいことや
辛抱我慢もせねばならんことも
あるだろうが
そこを乗り越えて初めて
未来に辿り着ける権利を掴める
たとえ多くを
自分自身の存在さえ犠牲となったとしても

それぐらい、今の俺はボロボロに蝕まれた状態だということです。

だから尚の事、生まれ変わらにゃ、いかんね。