2010年04月01日
ポンタさんとシンガーレディ
波瀾万丈もえぇとこでした平成21年度…
終わりのシメは、村上ポンタ秀一!
というわけで、行ってきましたよ。そして遂にご本人のプレイを間近で聴いて感じてきましたぞ。いきなり決定、LIVE参戦!
俺はですね、楽器志しはじめた高校の時にポンさんのプレイに音盤で触れ、「リズム楽器なのに自在に歌ってる」さまに感動してね、それ以来ずっとファンなんです。ドラマーでないのに、ドラム教則ビデオも買って、擦り切れるほどに観まくったぐらいです。以前の日記にも書いたけど、俺ね、ポンさんの何がリスペクトかって、音楽や楽器に対するアティチュードなんですよ。それだけでも尊敬に値しますが、その上あのドラムでしょ惚れてまうやろ~もえぇとこです。
ポンさんのドラムの醍醐味は、先に挙げたとおり「うたってるリズム&グルーヴ」っていうのも勿論ですが、この方はね、基本となってるビートありきでいろんなオカズを入れていくところがまた素晴らしいんです。あとね、フレイズ終わりの音の置き方とか、ビートを生々しくえぐっていくよなハイハットの入れ方、特にオープン&クローズの味の付け方が最高に好きでなぁ…
技巧的にうまいドラマーってのは沢山いますが、俺が好きなのはやはりポンタさんやら青山純さんのような、人間味に溢れたドラムを叩く人なんですよね。彼らは勿論ですが、俺が好きなタイプのドラマーってのに共通してるのは、ダイナミック。強弱・フレイズ・音色・シンバル、幅というか奥行きが広いプレイ、そしてそれが楽曲を壊してないところには、いつも感銘を受けますね。このバランス感覚っていうのは本当に難しい…
ポンタさんのプレイの神髄を聴ける曲はそら沢山ありますよ。ですが俺的には、織田哲郎の「隠された道標」っていう曲でのドラムをすすめるかな…10分ぐらいある曲なんだけど、この10分の間に展開されていくドラムの、ドラマツルギーと呼んでもいいぐらいのダイナミックが宿ったプレイは、マジで鳥肌モンですよ!
とまぁそんなこんなで思い入れもとりわけ強いポンタ秀一。実はファンを公言しとりながら、これまで実際にLIVEでポンさんのプレイ観たことは一度もなかったんです。
が。
数日前、とある情報筋から、3月31日に邑南町の交流センターってところで、ポンさん出演のLIVEがある、と耳にしたもんだから…
邑南町まではクルマで約2時間…2時間走らせれば、ホンモノが観られるとなりゃ…即決!
それが松岡直也グループでのLIVEだと知ったのは、チケット買ってからでした。松岡さんゴメンナサイ
にしても、松岡&ポンタ以外のメンツにしても、高橋ゲタ夫(Bass)にカルロス菅野(Per.)と、これまた大御所どころ…そしてステージは二部制合計2時間少々…
これでこのご時世、全席自由で4000円は破格じゃろ!
そしてこのご時世、この邑南町の会場は立ち見も出るほどの満員。素晴らしい!
後に知ったが、ポンさん、昨年末にこの会場でLIVEされてるんだそうな。しかもそれが、PONTA BOXで…い、行きたかった…
自由席ということで、早めに並んで、御大の様子を斜めからはっきりとらえられる5列目端の席を確保。おかげでハイハットワークも細かなとこまでバッチリよ
LIVEの感想…ホント、ことばにならないとはまさにこのことを言うんでしょうねぇ…実際にみるポンさんのプレイ、やはり視覚が伴うと、このオッサンマジでスゲェわとなりますねぇ…
一流どころのアスリートってサ、フォームを持ってるじゃないっすか。ポンさんのドラムワークもまさにそれ。ムダな動きがない、というか両腕の動きそのものが、叩き出す内容と一体化してるんよね。ここまで自然な流れってのは実際観るとマジ驚異的ですね。
音の表情というのはやはり、身体で描きだすもんなんだなぁというのを改めて感じましたね。
そして何より感動したのはね、スネア一発叩いただけで、「あっポンタだ」っていうあの音なわけ。スネアの音に人となりをすべて語ってるさまが凝縮されてるってのを、ホントひしひしと感じましたよ私は。
今回の主役と言ってもいい松岡直也氏、実に芸能活動58年なんだとか…ピアノ、美しかったなぁ。
初めてみたカルロス菅野氏。オルケスタ・デ・ラ・ルスでのキャリアを象徴するような、実にファンキーなラテンの彩りでしたね。
そして徳永英明のサポートで観て以来6年半ぶりにみた高橋ゲタ夫が、当時よりかなり若々しい出で立ちなのにはビックリしました(笑)
大満足のLIVEに、帰路のロングドライブも軽やかチャンでございましたですよ
…さて。
日本のバンドマン第一人者御大ポンさんがレコーディングに参加した楽曲数はホント、万単位=全部は到底把握不可能なほどです。
そんな彼が70年代にレコーディング参加した実力派シンガーに、しばたはつみという方がおられます。その、しばたはつみもポンさんつながりで知って以来、俺は大好きなシンガーでした。
自身のソロ以外にも、ルパン三世のエンディングテーマ「イヴのテーブル」等、秀逸な曲も多数ある彼女ですが…
NEWS等で報じられているとおり、先日、57歳の若さで亡くなられました…心筋梗塞が死因だった模様です…
過去の、それこそポンさんが参加した頃のアルバムもね、直接しばたさんの事務所に問い合わせてCD化されたそれを改めて買った経験もあるぐらい好きなシンガーだっただけに、この訃報は本当に衝撃的でした。
晩年は鬱病や癌とも闘っておられたという事実も、亡くなった際の報道で初めて知りました。ただただご冥福をお祈りしたいと思います。
終わりのシメは、村上ポンタ秀一!
というわけで、行ってきましたよ。そして遂にご本人のプレイを間近で聴いて感じてきましたぞ。いきなり決定、LIVE参戦!
俺はですね、楽器志しはじめた高校の時にポンさんのプレイに音盤で触れ、「リズム楽器なのに自在に歌ってる」さまに感動してね、それ以来ずっとファンなんです。ドラマーでないのに、ドラム教則ビデオも買って、擦り切れるほどに観まくったぐらいです。以前の日記にも書いたけど、俺ね、ポンさんの何がリスペクトかって、音楽や楽器に対するアティチュードなんですよ。それだけでも尊敬に値しますが、その上あのドラムでしょ惚れてまうやろ~もえぇとこです。
ポンさんのドラムの醍醐味は、先に挙げたとおり「うたってるリズム&グルーヴ」っていうのも勿論ですが、この方はね、基本となってるビートありきでいろんなオカズを入れていくところがまた素晴らしいんです。あとね、フレイズ終わりの音の置き方とか、ビートを生々しくえぐっていくよなハイハットの入れ方、特にオープン&クローズの味の付け方が最高に好きでなぁ…
技巧的にうまいドラマーってのは沢山いますが、俺が好きなのはやはりポンタさんやら青山純さんのような、人間味に溢れたドラムを叩く人なんですよね。彼らは勿論ですが、俺が好きなタイプのドラマーってのに共通してるのは、ダイナミック。強弱・フレイズ・音色・シンバル、幅というか奥行きが広いプレイ、そしてそれが楽曲を壊してないところには、いつも感銘を受けますね。このバランス感覚っていうのは本当に難しい…
ポンタさんのプレイの神髄を聴ける曲はそら沢山ありますよ。ですが俺的には、織田哲郎の「隠された道標」っていう曲でのドラムをすすめるかな…10分ぐらいある曲なんだけど、この10分の間に展開されていくドラムの、ドラマツルギーと呼んでもいいぐらいのダイナミックが宿ったプレイは、マジで鳥肌モンですよ!
とまぁそんなこんなで思い入れもとりわけ強いポンタ秀一。実はファンを公言しとりながら、これまで実際にLIVEでポンさんのプレイ観たことは一度もなかったんです。
が。
数日前、とある情報筋から、3月31日に邑南町の交流センターってところで、ポンさん出演のLIVEがある、と耳にしたもんだから…
邑南町まではクルマで約2時間…2時間走らせれば、ホンモノが観られるとなりゃ…即決!
それが松岡直也グループでのLIVEだと知ったのは、チケット買ってからでした。松岡さんゴメンナサイ

にしても、松岡&ポンタ以外のメンツにしても、高橋ゲタ夫(Bass)にカルロス菅野(Per.)と、これまた大御所どころ…そしてステージは二部制合計2時間少々…
これでこのご時世、全席自由で4000円は破格じゃろ!
そしてこのご時世、この邑南町の会場は立ち見も出るほどの満員。素晴らしい!
後に知ったが、ポンさん、昨年末にこの会場でLIVEされてるんだそうな。しかもそれが、PONTA BOXで…い、行きたかった…
自由席ということで、早めに並んで、御大の様子を斜めからはっきりとらえられる5列目端の席を確保。おかげでハイハットワークも細かなとこまでバッチリよ

LIVEの感想…ホント、ことばにならないとはまさにこのことを言うんでしょうねぇ…実際にみるポンさんのプレイ、やはり視覚が伴うと、このオッサンマジでスゲェわとなりますねぇ…
一流どころのアスリートってサ、フォームを持ってるじゃないっすか。ポンさんのドラムワークもまさにそれ。ムダな動きがない、というか両腕の動きそのものが、叩き出す内容と一体化してるんよね。ここまで自然な流れってのは実際観るとマジ驚異的ですね。
音の表情というのはやはり、身体で描きだすもんなんだなぁというのを改めて感じましたね。
そして何より感動したのはね、スネア一発叩いただけで、「あっポンタだ」っていうあの音なわけ。スネアの音に人となりをすべて語ってるさまが凝縮されてるってのを、ホントひしひしと感じましたよ私は。
今回の主役と言ってもいい松岡直也氏、実に芸能活動58年なんだとか…ピアノ、美しかったなぁ。
初めてみたカルロス菅野氏。オルケスタ・デ・ラ・ルスでのキャリアを象徴するような、実にファンキーなラテンの彩りでしたね。
そして徳永英明のサポートで観て以来6年半ぶりにみた高橋ゲタ夫が、当時よりかなり若々しい出で立ちなのにはビックリしました(笑)
大満足のLIVEに、帰路のロングドライブも軽やかチャンでございましたですよ
…さて。
日本のバンドマン第一人者御大ポンさんがレコーディングに参加した楽曲数はホント、万単位=全部は到底把握不可能なほどです。
そんな彼が70年代にレコーディング参加した実力派シンガーに、しばたはつみという方がおられます。その、しばたはつみもポンさんつながりで知って以来、俺は大好きなシンガーでした。
自身のソロ以外にも、ルパン三世のエンディングテーマ「イヴのテーブル」等、秀逸な曲も多数ある彼女ですが…
NEWS等で報じられているとおり、先日、57歳の若さで亡くなられました…心筋梗塞が死因だった模様です…
過去の、それこそポンさんが参加した頃のアルバムもね、直接しばたさんの事務所に問い合わせてCD化されたそれを改めて買った経験もあるぐらい好きなシンガーだっただけに、この訃報は本当に衝撃的でした。
晩年は鬱病や癌とも闘っておられたという事実も、亡くなった際の報道で初めて知りました。ただただご冥福をお祈りしたいと思います。
Posted by Kei-T at 00:57│Comments(0)
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