2010年08月19日

防御の柵

…という名のバンドをご存知ですか?

んまぁこれは日本語直訳。
正式なバンド名は、フェンス・オブ・ディフェンス。

メンバーは北島健二(Guitar)、西村麻聡(Vocal,Bass&Keyboards)、山田亘(Drums) という、三人編成、プラス同期(バンドの演奏とともに自動演奏でシンセパート等を鳴らすことね)というスタイル。

フェンスのデビューは1987年だったんだけど、バンド自体は1985年に結成されているため、今年で結成25周年を迎えることとなりました。

フェンスは、デビューからリアルタイムで追ってきた、数少ないバンドのひとつです。というより、フェンス結成前に北島と山田は織田哲郎の仕事を通じて、西村はTUBEへの楽曲提供で、と、各人存在を知ってました。

この三者は、俺のルーツにおいて最も影響受けたミュージシャンと言ってもいいでしょう。特に、織田哲郎の"New Morning"アルバム、一曲目の「ルーシー・マイ・ラブ」で聴いた北島のギターと山田のドラムに受けた衝撃が、俺を楽器弾きの世界に誘ったといっても過言ではない。俺のルーツには絶対外さないバンドマンですね、この方々も、フェンスもね。

西村さんにはフェンスデビュー以降に受けた影響がはかりしれません。この、ヘッドレスの5弦ベース弾きながらハードな楽曲をうたいあげるというスタイルは、ベース始めた頃の当時中三の頃の俺には、めちゃくちゃ衝撃的でした。

フェンスの楽曲は俺も相当、歌もベースもさらってきましたね。歌いながらベースを弾くというのが、ベース上達する上で最も有効なエクササイズだというのを、身をもって実感してきました。

そのフェンス、1989年に"2235 ZERO GENERATION完結編"と銘打った、コンセプチュアルなLIVEを武道館でやってるんですが、それから20年経った昨年、その当時の"2235~"を見直し、それ以降に生まれた楽曲たちとも融合をはかって再構築した。"2235 ZERO GENERATION UPDATE"というLIVEを敢行しました。まさにLIVEタイトルどおり、89年の"2235~"のアップデートなのです。

諸般の事情でそのLIVEを観に行くことが叶わなかった時、俺はマジで泣きました。フェンスの全歴史の中でもこの、2235~の頃への思い入れが俺は最も強かっただけに、観に行けなかったことを一生このまま悔いるのかなと、悲観的な想いでいました

しかし!
生きてればイイことがある!

何とそのUPDATE LIVEが、DVDになってリリースされたんです!

防御の柵
で、今こうやって観てるわけですが…もう感激&やっぱ無理してでも行っておけば…という想い半々…素晴らしすぎて、もうねぐすん

特に西村麻聡のVocalは、89年当時のフェンスでは盤石の演奏の中にあって唯一弱かった部分だったけど、さすがに20年の時を経た今回のVocalは、当時から飛躍的に良くなってる、これは特筆すべき部分でしょうね。フェンスの楽曲は若干キーが高めなのですが、LIVE終盤まで全く衰えることなく歌いあげているのは、LIVE当時51歳という年齢を考慮せずとも驚異的だよ!

歌い続けることの大事さを、改めて学んだように思いますね。

にしても西村さんの歌声って俺、本当に好きだなぁ。何て言うか、大陸的な壮大さを感じるんだよねぇ。

北島さんのギターはさすがの一言だし、俺が日本のドラマーの中で最も聴き込んできた&最も好きな山田さんのドラムGrooveも、衰え知らずの素晴らしさ。

ひとりモニタを前にして、乾杯ピカピカ
今宵はそんな気分なのです。

本当に嬉しいニコニコ
それ以上にことばが見つからないや


同じカテゴリー(My Favorite Artists)の記事
俺がルー大柴だ!
俺がルー大柴だ!(2011-11-11 20:51)

Shine On You Crazy Diamond
Shine On You Crazy Diamond(2011-10-28 00:27)

浜田麻里のLIVE DVDに
浜田麻里のLIVE DVDに(2011-10-06 01:41)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。