2005年03月29日

久宝留理子「Blue To Blue」

皆さんは久宝留理子、ご存知ですか?
過去に「男」や「早くしてよ」などのヒット曲を出し、NHK紅白歌合戦にも二度の出場を果たしているシンガーなんですが。

今日、荷物積んで新居へ向かう道中に、何気に放り込んだMDから流れてきたのがその、久宝留理子のベスト盤でしてね。何年ぶりぐらいで彼女の曲を聴きました。

いやぁ、良いですねぇ彼女の歌声。個人的には大好きです。
曲もね、コード展開とか結構フックがあって、俺の趣向にはまりまくりなんですよ。

ただ難を言えばEpic時代の楽曲の殆どは、ギターやベース除いたバックが殆ど打ち込みでサ。しかもその打ち込み、どうもステップで音符を打っているにすぎないらしく、ヴェロシティやテンポの揺らぎってのもない、シークェンスに追従したテンポ通りの音符の流れでね…

センスが良くないんだよ。この点が本当に惜しい。

ただ、そんな中にあって"Blue to Blue"というアルバムは、打ち込みの色はあれど、多くの楽曲にバンドマンが起用されているんですよね。日本からも海外からも参加しているバンドマン…クレジットを見ると、そうそうたる面々がずらり並び…

それはすなわち、生身の敏腕バンドマンのプレイの結晶…
生身の醍醐味、生身のグルーヴを感じられるのでお勧めですよ。
すごく心地の良い、POPなアルバムです。
この、春の季節にはピッタリの一枚でしょうな。

"Blue to Blue"アルバム収録曲の中でも「情けなくって」という楽曲は、秀逸です。すべてのプロダクションが素晴らしくかみ合った楽曲で、俺個人、久宝留理子の楽曲の中で最も好きな曲なんです、これが。

この曲でベースを弾いているのはね、リーランド・スクラーという、ユーミンのアルバム等でもプレイしている、アゴヒゲじいさん(爆)なんですが、このオッサンのベースがまた絶品なのであります。歌モノの模範的なプレイでしょうな。

音数とかメロディとかとは違った次元っていうのかな、縦のセン、すなわちリズミックな部分も含めて、トータルで歌えているベースという意味でもまさに理想的なボトムラインを描いてて…

この曲(アルバム)がリリースされた当時の俺は、貪欲にいろんな楽曲のベースをコピーしたりして探求をしてた頃。この楽曲のベースも例に漏れず、本当によくコピーしたなぁ。

中古盤で安価にて出回ってるみたいだけど、久宝さんのVocalや楽曲の良さ含めてとても親しみやすい、それでいて味わい深い、そしてお買い得なアルバムだと思います。機会あればぜひ、聴いてみてください。


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